サラリーマン「うまくいかない」は脳の認識のズレ【認知バイアスの教科書】【大人の勉強法】

サラリーマンが本で成長
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「認知バイアス」の「バイアス」とは「偏り」とか「歪み」という意味です。

つまり、人の認知は、無意識に偏り(かたより)が生まれてます。

世間の声
世間の声

認知バイアスって言われてもイメージつかないよ~

セイチヨ
セイチヨ

サラリーマンなら知っててお得な「認知バイアス」

これは脳のクセ。多岐にわたる認知バイアスを知って一歩リードしよう!

認知バイアスのすごさを知るにはもってこいの動画があります。

まずはこちらの動画を見てください。複数の男女がボールをパスしてますので、白い服を着ている人たちがボールをパスしている回数数えてください。

動画を見て、驚いた人となんで?という人に別れたと思います。

私は驚いた一般人です。嫁や同僚の3分の1ぐらいは驚かないタイプでした。

これこそ認知バイアスを体験出来る面白い例です。

脳の不思議にワクワクします。(驚かなかった方もこの領域を知るとコミュニケーション能力が成長しますよ)では「認知バイアス」を学んで成長しましょう!

私たちが見ている空間内の情報量は毎秒1000万ビットあるそうです。その情報のうち脳が実際に処理できるのはわずか20~40ビット。これは脳が無意識レベルで必要な情報だけ識別しているから情報を処理することが出来ます。すごい能力ですよね。

より効率良く生活するために、脳のバイアス機能が働いて、必要な情報だけを選択して(偏り・歪み)世界を認識しているという驚きです。

みなさんも下記のような経験をしたことはないでしょうか?

・「引越ししたいなぁ~」と思っていたら、街中で不動産の広告が目に付く

・本屋さんで欲しい漫画本をすぐ見つけることが出来た

・嫌いな人の悪いところばかり目がいく

つまり、たくさんの情報から必要な情報(欲しい情報)を脳が無意識に拾ってくれるのです。

これが過度に進むとどうなるか?

「あばたもえくぼ」です。ww

「この人は同じ大学出身だし、能力も優れているだろう!」と、評価が+アルファについたり、あやしい宗教であっても信仰故にすべてが正しいように感じてしまうことでしょう。ハロー効果もこれに近いことです。

人は見たいものを見て、見たくないものは見ない生き物なのです。

「ピグマリオン効果」という認知バイアスがあります。人から期待を受けると、期待された人がその通りになってしまうという効果です。教育の分野で発見されたものです。

ピグマリオンはギリシャ神話に登場する王様の名前です。彼が作った理想の彫刻を愛した結果、その願いが叶い、その彫刻が本当に人間になった神話から言われるようになりました。

コンビニのトイレで「いつもきれいにトイレをご使用いただきありがとうございます。」という張り紙を見たことがあると思います。これもピグマリオン効果を狙って貼っているものです。お客さんに「汚さないでください!」とお願いするよりも、期待する言葉の方が効果が高いのです。

もう一つ、教育に関する認知バイアスに「ゴーレム効果」というのがあります。

マイナス面ばかりを指摘してしまうと、本当にマイナスなイメージ通りの人になってしまうという効果です。「おまえはいつも失敗ばかりするな」という叱り方をすると、本当に失敗ばかりしてしまうのです。すごく恐ろしいですね。

なので、子育てには期待が必要!ただ過度の期待はプレッシャーになるのでほどほどに。叱るときはマイナスイメージを植え付けないようにご注意を!

そして、子育てだけでなく、部下や後輩の成長も同様と言えるでしょう。

認知バイアスを使って、サラリーマンのスキルが上がる方法があります。

それは数字を入れると説得力が増すというシンプルなスキルです。

ただの数字が付くだけで人は良いものだと思ってしまいます。

見ていきましょう!

栄養ドリンクを買うときに何か数字が書いてあると、なんだか良いものと思いませんか?

上の図のように「ダマサレルナ3000」と書いてあると、その3000がどのぐらい効果があるのかどうかは関係なく良いものと感じます。それが人間です。

これは脳があいまいな情報より具体的なものを好むことから信頼度が上がってしまいます。

また、

「レモン50個分のビタミンC配合」の商品を目にしたとします。50個あればすごい効果が高そうと人は思いますので、「レモン10個分のビタミンC配合」と「レモン50個分のビタミンC配合」が売っていれば、「レモン50個分のビタミンC配合」を人は選択します。

実際には人が1日に必要なビタミンCは100㎎です。レモンなら5個で100㎎。つまり10個でも50個でも必要な量を超えてますので効果は同じです。

でも50個の方が魅力的ですよね。それが人間です。

この効果があるので、相手に伝わるかどうかは関係なく数字で表現するのは大事です。

「ものすごい経済効果が生まれます」より「1億円の相乗効果が期待出来ます」が良いのです。

まずは問題です。

ほとんどの人は、

質問1では②が選びます。

質問2では①を選びます。

どちらも労なく1万円多くもらえるので、よ~く考えれば質問2も②が選ばれるはずです。

でも質問②では、目先の10万が将来の11万より選ばれます。これが現在バイアス&双曲割引と呼ばれています。

なぜ、②のようにいま10万円を欲しいと思うのでしょうか?これは今すぐ欲しいという誘惑が勝つからです。「双極割引」とういう認知バイアスが発動して今すぐ欲しいと思うと、将来の価値が割引されます。本来ならば11万貰えるのですが、割引されて10万以下に感じてしまうのです。

「今すぐ欲しい」を我慢出来る人が貯金出来る人です。

また、ダイエットも同じ理屈だそうです。

目の前のケーキ > 将来の自分の体形 という形です。

この場合、将来の自分の美しい体系は割引されて目の前のケーキより見劣る存在になります。なのでダイエット出来ない。理想の体型になれる人は目の前の誘惑に負けない人ということです。

人はみな「ルールを守ってさえいれば楽」という思考停止に陥っている可能性があります。

例えばマスクです。

マスクをまだまだしているのは日本ぐらいです。これはシステム正当化 多数派バイアスが働いております。もはや「人前でマスクを外すことを思考する」を放棄しているのです。

そして、みんな気づかないバイアスが大なり小なりあるはずです。

「わたしにはバイアスはない」という認知バイアスに気づくこと!が大事かもしれませんww

危険な理由は⇨成長の可能性を自ら狭めているかも?これまで良かったことはこれからも良いとなっていないか?また、自分が長い時間かけて来たことを信じたいものですが、もしかしたら間違っているのかもしれません。

今日は認知バイアスの面白さを紹介しました。

多くのサラリーマンの成長に貢献出来ましたら幸いです。

認知バイアスは200以上発見され、まだまだ増えているそうです。気になる方は本で成長しましょう!

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