このブログに辿り着いた方はおそらく、幸せになる方法で迷っている方だと思います。
幸せとは何でしょうか?答えられる人は意外と少ないかもしれません。
「恋人が出来れば幸せ!
家が持てたら幸せ!
おいしい食事が食べれたら幸せ!」
「恋人が出来ればしあわせ。家が持てたら幸せ。おいしい食事が食べれたら幸せ。」
これらはもちろん幸せです。
しかし、これらの幸せを得た瞬間はこころが満たされますが、さらなる幸せを求めます。
この「いたちごっこ」こそ人生と言う人もいることでしょう。
人の欲求にキリはありません。
この「いたちごっこ」だと幸せの波が出来ます。幸せな時は運が良いと感じて、幸せでないときは不運だと感じることでしょう。「人生山あり谷あり」とは言いますが、幸せの時間を長く維持したいものです。
どうにかして、幸せを引き寄せる方法はないのでしょうか?
今日紹介する本は「アドラー心理学」×「幸福学」から幸せになるための思考法を紐解く内容です。
宗教の勧誘ではないのでご安心ください💦
賢い人たちが真剣に「幸せになるにはどうしたら良いか?」を考えて考えて辿り着いた内容です。
幸せになりたい方は続きをお読みください。
↓本日の参考書はこちらです。気になった方は読んで見てください。
「アドラー心理学×幸福学でつかむ!幸せに生きる方法」
「Well-being」をなんとなく理解しよう そうなんとなく
人生で一度は「Well-being」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
私の会社でもここ数年Well-beingという言葉が当たり前のようにメールに載ってきます。
直訳すると「良い状態でいること」ですが、WHOなどが言うのは「身体的・精神的・環境的に良い状態であること」としています。WHO憲章の健康の部分にWell-beingが書かれているそうです。健康って何?からWell-beingが生まれて、身体だけでなく、精神も環境も健康(Well-being)なこととされてます。
ここら辺はなんとなくで良いと思います。
で、Well-beingを語るときに必ず入って来るのが「幸せ」についてです。
幸せでないとWell-beingって言えないでしょう?って意見です。
幸せ=Well-beingというのが正しいのか?Well-beingの中に幸せがあるのか?
ここは意見が色々あるのでしょうが、
一先ずなんとなく理解すべきは、「幸せを考えるときにWell-beingは欠かせない」ということです。
会社が「Well-being」と言い出したら、「社員の幸せを考えてくれている」と思ってOKです!
なんで会社が社員のWell-beingを願うのかはまた別のお話でします。
幸せになる方法 その① 「目的論」
幸せになる方法の一つ目は「目的論」で考えることです。これはアドラー心理学の大事なポイントです。逆の考え方で「原因論」があります。他の心理学者は原因論で考える人が多い中、アドラーは目的論で新たな考えを見出しました。そして、目的論こそ幸せに近づく考え方です。
「原因論」はわかりやすく、効率が良いためみんながやりたがる手法です。この原因論が悪いわけではないのですが、メリット以外にデメリットも生まれます。
たとえば、チームに仕事は出来る(強み)けど報連相が出来ない(弱み)Aさんがいるとします。
Aさんが報連相が出来ないために、チームのビジネスは二度手間三度手間が発生して効率が悪いとわかった場合、原因論では、Aさんの弱点である「報連相を強化しよう」と考えます。
上司はAさんに報連相を義務付けることでチームの効率はあがります。
つまり、原因論は悪いところ(課題)を見つけ出して、解決する方法です。
上司もすごく楽です。部下のダメなところを修正するよう指示するだけでOKです。
こうなると原因論は優れた考え方のように見えますが、デメリットも生まれます。
上司は部下の悪い所ばかりに目が行くようになります。だって課題を見つければ良いのですかた。
部下は失敗すると矯正される対象になるので失敗しないことばかりするようになります。
ひどい場合は部下どうしで足の引っ張り合いが始まります。あいつのせいで仕事がうまくいかないと上司に報告するようになります。ちゃんと上司がケアすれば問題ないのですが、上司もそこまで気が回りません。
一方で「目的論」は考え方が違うだけでやってることは同じなのですが、みんなが納得して良い結果になります。魔法のような方法です。
先ほどのAさんの場合を目的論で考えると、
「チームの効率化をUPしよう、情報の共有を促進することでチームの課題と対策を検討しよう!」という「目的」のための活動を考えます。
この効率化UPの目的の1つが「報連相の強化」です。
Aさんの立場では、自分の弱点である「報連相」を強制的にやらされるのではなく、チームの効率化をあげるために報連相をしてほしいとお願いされることになります。もしあなたがAさんだとします。上司から「あなたの営業成績はすばらしい、みんなに情報をスピーディに共有してくれたら、チーム全体の効率に繋がると思うけど、どうかな?」と言われたら悪い気はしないでしょう。
目的論は原因論と違って一工夫が必要です。
目的論を思考の中心において、「どうしてそうしたいのか?どうしたいのか?」と考えることを習慣づけましょう。それがみんなが幸せになる思考法の1つです。
幸せになる方法 その② 「共同体感覚」
こちらの共同体感覚もアドラー心理学の大事な考え方です。
共同体感覚には次の3つが大事とされています。
- 「自己受容」…自分の良い所もダメな欠点も含めてOKを出せること
- 「他社信頼」…まわりの人を信頼できること
- 「貢献感」…まわりの人の役に立てているという感覚
この3つが出来ていれば共同体感覚を持っていて、幸せにつながります。
私がイメージしたのは家族でした。家族は自分の良い所もダメなところも含めて受け入れてくれますし、自分を背伸びする必要もないので安心です(自己受容OK)。妻はしっかりもので家のたいがいのことは妻の判断で進めてもらってます(他社信頼OK)。私は収入面で家族の役に立てていると思います(貢献感)。
家族と一緒ならハッピーと言うのもうなづけるところです。
家族以外の場所でも、同様の共同体感覚を実現出来たのであれば幸せだと思います。
会社であったり、趣味を共有する友人であったりです。
家族と違って会社や友人は他人ですので、なかなか難しいところですが、幸せに近づくには「自己受容、他社信頼、貢献感」の3つを意識出来る環境に持っていくのが大事だと言えます。
「共同体感覚」に対して、「幸福学」では「幸せの4つの因子」を紹介しています。
この4つの因子と共同体感覚は共通点が多いです。
「①やってみよう因子」、「②ありがとう因子」、「③なんとかなる因子」、「④ありのままに因子」
この4つの因子は幸せにつながる因子ですが、1つだけでなく4つ同時に重視することを大事としています。アドラー心理学の「共同体感覚」に比べるとわかりやすくて受け入れやすいのではないでしょうか?
学んでいくうちに不思議ですが、アドラー心理学も幸福学も近いことを言っていることに気付いてきます。最終的に幸せを感じるのは他ならぬあなたですので、どうしたらみんなハッピーになれるのか?について学んでみてはいかがでしょうか。
もっとしあわせを学びたい方へ
そもそも、「しあわせ」って何なのでしょうか?
「しあわせ」は「幸福学」の方が良く議論していると思います。
わたしがしっくりきたのは、「しあわせ」には2種類あって、
一時的な興奮(ドーパミンがドバドバ出る)の幸せは、確かに幸せですが、長続きしません。
それもよりも継続する幸せ(セロトニンやオキシトシンがドバドバ出る)の方が大事です。
こちらについては詳しく以下のブログで記載しております。良ければ見てください。
「幸せ」をちゃんと考えたことはありますか? 【嫌われる勇気】&【幸せになる勇気】を読んでみよう
まとめ
幸せになりたい!って言葉は意外と聞かないですよね?
心のどこかでは願っているはずですが、なかなか言葉にする機会はありません。
死に際に家族に向かって「しあわせな人生をありがとう」なんてセリフをドラマで見るぐらいです。
言霊思想ともいいますが、「しあわせ」を感じたときは素直に言葉にするのが良いと思います。
「今日はこれがあってしあわせだったわ!」
「こんなおいしい料理食べたことがない。プチしあわせ!」
逆に、「つらいわ~」「もう最悪!」と小言を言っている人は幸せの方が逃げていってしまいます。
これも脳科学で根拠のあることみたいです。
「さぁ、幸せなら手をたたこう~♪」のように、幸せを口にして、写真にして、書いて、味わいましょう!
仕事でも、今日は何が出来て幸せ、ここまで話がすすめた!幸せ、売り上げが達成出来た!幸せ。お客さんが喜んでくれて幸せ!と自分の一歩を褒めたり数えたり口にするようにしてみてはいかがでしょうか。
今日もみなさまの成長につながれば幸いです。
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