チームに本当に必要なのは何?それは「感情マネジメント」 IQ vs EQ

サラリーマンが本で成長
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「優秀な人材で集められたチームは成功を収める」誰もがそう思うはずです。

「アベンジャーズなんだからプロジェクトは成功したようなものでしょう!」そう思うはずです。

現実には「こんなはずではなかった、、、」「成功して当然のメンバーなのに、、」ということがあります。優秀な野球選手を集めれば必ず優勝するわけではないのです。

私もサラリーマン歴20数年を超えましたが、いつの間にか解散しているプロジェクトや暗礁に乗り上げる姿を見てきました。

社内から集められた完璧な人選の人たちがなぜ・・・?

足りなかったモノとは何だったのか?

それは「感情マネジメント」でした。このブログで詳しく見ていきましょう!

参考とした本はこちらです↓↓↓「感情マネジメント」

厳しいおやじ
厳しいおやじ

日本人たるもの、感情はおさえて、「がまん」「忍耐」こそ美しい!

人前でなさけないことを言うヤツは言語道断じゃ!

そもそも、日本人にとって感情とビジネスは分けて考えるのが「暗黙の掟」な雰囲気があります。

これは、

日本人で生活していると、「忍耐は美徳」であったり、「感情をおさえて、客観的に考えよう」みたいな教えが身体に染み込んでいることが原因と思います。

「思っていることを伝えて嫌われるのではないか?馬鹿にされるのではないか?」

そういう考えもあるかと思います。

友人ならまだしも、上下関係のある場合はさらに感情を伝えるのが難しいでしょう。

それこそ、感情を伝えて嫌われると評価に直結してしまいます。

まずは、この日本人が苦手な「感情を表に出す」から始める必要があります。

そのためには、

感情を伝える&感情を伝えても安心な環境が必要です。

【メモ】

  • 感情を伝える⇒自分の感情を把握する、そして相手に示す
  • 感情を伝えても安心な環境⇒心理的安全性があるチーム

「自分の感情を知り、相手に伝える」は次の見出しで見ていきましょう。

心理的安全性な環境を作るにはリーダーや管理職の理解が必要です。何を言っても問題のない環境は一朝一夕には出来ません。発言する勇気よりも、受け入れる器をみんなが用意するほうが難しいです。

何を言っても良いというわけではないので、建設的な受け答えが出来る範囲をみんなが理解するためには多少時間がかかると思った方が良いです。私の会社では社長も部長も「さん」付けで呼んでいます。メールでも「~部長」ではなく、「~さん」です。それぐらいの風土がないと心理的安全性は根付きにくいものです。

自分の「感情」を表現するというのはなかなか難しいです。

怒りトリ
怒りトリ

はう あー ゆー?

How are you?

困ったキリン
困ったキリン

あいむ ふぁいんって答えればいいのかな?

あれ?今どんな感情なんだろ?

日本人の多くは「感情を抑えて生きてきた」風土があります。なので、感情を出すというのが苦手と言う人が多いでしょう。「今どんな感情?」と聞かれても、「なんとなく元気ってところです。」と答えたいのは私だけでしょうか?

そもそも、自分の感情もわからないのに他人の感情はもっとわからないところです。

「感情マネジメント」の本では、感情をスコア化して、「見える化」するのを薦めています。※この下のムードメーターの表をご覧ください。

縦軸にエネルギー(肉体的な状態)を10段階で選び、横軸にフィーリング(こころの状態)を10段階で選びます。

例えば、

二日酔いでエネルギーは5ぐらい、でも金曜日の休み前だからフィーリングは8だとします。

すると、現在の状態は「Hopeful(希望に満ちた)」状態であることが視覚化されます。

このムードメーターを使うとチームのメンバーで「自分の状態」と「みんなの状態」を見える化することで感情の共有をすることが出来ます。相手が「うんざいしている状態」なのに仕事を増やすような意見を言ってもらうのは無理そうです。

「己を知り相手を知れば百選危うからず」とは良く言ったものです。

毎回でなくとも、会議の際にチームの感情の状況を視覚化するのはいかがでしょうか。

チームメンバーの感情を把握することで、ギクシャクしていた雰囲気がほぐされていくのを感じることでしょう。

リーダーなのだから「チームをまとめてプロジェクトを進めていかなければならない!」というプレッシャーに押しつぶされてメンバーの感情をないがしろにするのはダメリーダーあるあるかと思います。

「感情マネジメント」の本にもTEAMの頭文字を取ってチームの感情を知るヒントを出してます。

  • Trust(信頼を作る)
  • Empathy(共感を作る)
  • Assertive(関係を作る)
  • Motivate(やる気を作る)

ここについては、正解は1つではないと思います。

心理的安全性はもちろんですが、リーダーとチームメンバーがお互いにどれだけ興味をもっているかにも関係すると思います。

WBCで侍ジャパンが集まったときにどのように1つにまとまったのでしょうか?

チームが同じ目標にベクトルを持っていても、ベクトルの強弱や得意不得意もあります。変な方向に向いたベクトルをもとに戻せる人がいるのかどうか?戻すのを許容することが出来るのかどうか?

ここで重要となるのがEQという概念です。

EQ( emotional intelligence)とは心の知能指数と呼ばれているものです。IQと対をなすものとして最近では学校教育にも取り組みが進んでいます。Wikiでは「心の知能 (emotional intelligence、EI) を測定する指標である。心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能を指す。」と書かれています。

著書のなかではEQを「感情知性」と呼んでいます。

解りやすく言うと、「空気を読んで、上手にコミュニケーション出来る能力」です。

EQはトレーニングで高めることが出来ます。どんどん上がります。

IQは年齢とともに下がりますが、EQは基本上がります。

EQを上げるためには、自己認識、対人理解、自己管理、関係性のマネジメントが重要と著書にはあります。どのパートも「感情」を認識、理解、管理、マネジメントすることでEQを上げるとあります。

様々なEQをあげるスキルがあるので、気になった方は著書を手に取ってください。

セイチヨのEQを上げるポイントは

相手にどれだけ興味を持てるか!?です。

興味の無い相手に、適切な対応は出来ません。相手のことをたくさん知って興味を持って初めてコミュニケーションや空気を読むことが出来ます。些細な情報が相手の気持ちを知るきっかけになりますが、それも相手に興味をどれだけもてるかによります。あなたはチームメンバーにどれだけ興味を持っていますか?顧客にどれだけ興味を持てますか?

興味を持てば、EQは自ずと上がるものと思います。

「あの人はなぜ、あんなことを言ったのか?」や「どうしてこれをしなきゃいけなの?」など

「腹落ち感がない」雰囲気があるのはチームにとって大きなマイナスです。

これは予想以上に足を引っ張ります。1度はスルーしてみんなが我慢して「お付き合い」することがあっても、二度目3度目は協力する気が無くなります。

こういう「感情のすれ違い」を無くして、チームの自主性を上げるのに不可欠なのが「感情マネジメント」です。

  • 不平・不満を見逃していないでしょうか?⇒相手の感情を察する
  • 自分の感情を伝え忘れてませんか?⇒発言や行動をした根本にある「感情」を伝えることが大事

自分の感情を伝え、相手の感情を把握すると

「なるほど、それなら協力して頑張ろう!」となります。

仕事なんだから協力するのは当たりまえというご意見もあるかと思います。

しかし、チームが成功を収めるには「腹落ち感」が何よりも大事なのです。

腹落ちしたメンバー「自主性」を持って活動します。

「やらされた仕事のチーム」と「自らする仕事(自主性)のチーム」では、結果が大きく違うことは想像出来ることでしょう。

そもそも、納得しないまま働くことは「楽しくない」ですよね。

さぁ、みなさん「感情」を上手にマネジメントしましょう!

本日の内容がみなさまの学びにつながれば幸いです。

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