新1万円札の【渋沢栄一先生】って誰?「日本資本主義の父」と呼ばれる英雄に学ぶ

サラリーマンが本で成長
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世間の声
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新しく1万円札になる「渋沢栄一」さんってどんな人なんですか?

セイチヨ
セイチヨ

もっとも有名な本は「論語と算盤」という本だね!

読むと渋沢先生の人柄が見えてくるよ!

「日本の経済を作った人」ってのがわかりやすいかな!

【ここで得られる知識】

いつも通りJRに乗って日経新聞をひらいた。ふと目をやると、社内釣り広告サッポロビールのうまそうな新製品の宣伝がある。帰りに買って帰ろうと思いながらお金を下ろすのを忘れていたことに気づき、会社近くのみずほ銀行のATMに寄る。そういえば年末、クリスマスは帝国ホテルで過ごして、初詣は明治神宮にでも行くかなあ。その前に聖路加病院に入院している祖父のお見舞いにもいかなきゃ、、、」

「論語と算盤」より抜粋

赤い文字にしている有名な企業ですので、みなさんご存じだと思います。赤字のすべての企業が渋沢栄一先生が関わった企業だと言ったら信じられるでしょうか?ウソのようで本当です。

実に500程の企業に関わり、「日本資本主義の父」と呼ばれるのもうなずけます。

なんで今まで「お札」になってなかったんでしょうね?

上記以外にも、東京海上日動、東京ガス、大阪ガス、東京電力、日本銀行、三井銀行、東京証券取引所、東京メトロ、帝国劇場、富岡製糸場、三越、JTB、NHK、第一三共、足尾鉱山組合、太平洋セメント、、、、

過ごすぎませんか?渋沢栄一先生を知りたくなってきましたよね!

誕生日:1840年(天保11年)2月13日 現在の埼玉県深谷市

死没:1931年11月11日(91歳没)

職業:幕臣、官僚、事業家、教育者、慈善家、政治家

渡航:1866年12月~1868年5月 フランスパリ万博視察からヨーロッパ各国を訪問

武芸:剣術は元川越藩剣術師範で近隣に在郷の大川平兵衛より新道無念流を学ぶ。

大河ドラマ:『晴天を衝け(2021年)』吉沢亮さんが渋沢栄一先生役

※幕末のころに、海外の文化がドドーンと入ってきて激動の変化をしている時代に、日本の経済の基盤を作った人物と言っても過言ではないでしょう。

「論語と算盤」は渋沢栄一先生が、あちこちの講演で話していたことをまとめた本です。本人の執筆ではないんですね。

論語」は「道徳」を意味しています。

算盤」は「ビジネス(経済)」を意味しています。

論語(道徳)と算盤(ビジネス)はセットだよ」がこの本のコンセプトです。

時代は尊王攘夷や文明開化の激動の時代です。

「ちょんまげ」の人たちが急に「散切り頭(ざんぎり)」にして新しいことに取り組んでいました。

大蔵省を退職した渋沢栄一先生は、日本銀行や証券取引所などの金融の基盤作りからはじめ、インフラ系のガス会社、電力会社、そして旅行会社、富岡製糸場など様々企業を後押しします。

一線を退いた後も相談の行列は止まらず、あれよあれよで関わった会社が約500社ということです。

「ビジネスなんだから利益が出れば何をしても良い」

そういった考えを現在も持っている人は少なからずいると思います。

渋沢栄一先生は、「力のある人だけがビジネスに成功する」とか「ビジネスの被害者が出る」を良しとしません。

なので、「算盤(ビジネス)」に「道徳(論語)」を合わせた「道徳経済合一説」を大事にします。

現在風に言うと「ビジネス」に「コンプライアンス」や「インテグリティ(成実)」を加えることが近いかもしれません。昨今のコンプライアンスは行き過ぎているかもしれませんが、、、

「論語と算盤」を読むことから、現代社会でなぜコンプライアンスやインテグリティが大事にされるのかが見えてきます。昔も今も「利益が出ればなんでもOK」って考えではいけないということです。

力(財力・権力)の無い者にもチャンスがあるのは、渋沢栄一先生のおかげかもしれませんね。

いずれにせよ、経済が日本に広がり始める時代にいち早く「道徳(論語)」を大事にする考えを大事にした渋沢栄一先生のおかげで、日本の素晴らしい会社がたくさん出来たのでしょう。

世間の声
世間の声

「論語」と聞くとどうしても漢語や古典のテストに出てきた

難解なものというイメージがあります。なんだか難しそう~

「論語とは何か?」を語れる人は少ないと思います。

キリスト教で言う「聖書」に近いイメージを私は持っています(個人的感覚です。)。

論語は「孔子さん」が弟子との会話&やり取りをまとめた本です。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

論語

上の言葉は有名な方だと思います。

「やり過ぎてることと、全然足りないことは同じようなものです」という意味。ほどほどが大事。

子曰わく、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従へども矩を踰えず

論語

これも有名です。15歳で学問で生きていくこと意識、30歳で自立した、40歳で迷わなくなった、50歳で天命をしった。60歳で人の言うことが素直に聞き入れられて、70歳になると自然に振舞っても道を外すことはなくなるという意味です。

私は40超えてますが、迷いまくりです。もう、迷走中♪迷探偵♪迷惑きわまり♪

実は「聞いたことある~良い事いってる~」というのが論語です。

孔子が活躍したのは紀元前ですから、そんな昔の考え方が廃れることなく現在でも大事にされてるわけですから、役に立たないはずがない!

本書にも触れられていますが、キリスト教の「愛」論語の「仁」は似ているところがあります。

〇キリスト教は「自分がして欲しいことを人にもしなさい」・・自分からすすんで

〇論語は「自分がして欲しくないことは他人にもしない」・・他人からされる

論語の方が先に出来てますから、キリスト教の方が真似た可能性がありますかね?あまりこういうことは言わない方がいいのかもしれませんが、、、論語の歴史は世界一!

論語は「人生の歩み方」を教えてくれる教科書のようなものだと思うのがしっくりきます。

もっとかみ砕くとすると、日本の「ことわざ」のようなものです。ことわざにも人生の教訓が凝縮されています。

「論語」は解釈がむずかしい部分があるのは確かですが、もっと単純に「人生の教科書」で良いと思います。

渋沢先生の「論語」の本もありますので、さらに学びたい方は読書しましょう↓↓

「算盤(ビジネス)」に合わせるものにキリスト教ではなく論語を選んだ理由で渋沢先生らしい言葉があります。「宗教は奇跡が絡むのがちょっとね、、、死んだのちに3日後に復活するとかを信じることは迷信に陥る可能性があるので好ましくない。」

私もその通りだと思います。キリスト教も仏教もかじってみましたが、奇跡やお布施が絡むと急にテンション下がります。キリスト教も仏教も「教え」の部分はすごく魅力的なのに残念です。

一方で論語は「仁」を貫くためには、たとえ師匠が相手でも譲るべきでないといった言葉があります。

紀元前の教えなのに、今でも新鮮に感じる内容があるのはすごいですよね。

渋沢先生もどっぷり心酔するわけです。

これほど偉業を成し遂げている渋沢先生ですが、女性関係にはだらしなかったそうです。

こどもの数が30人以上ほんとかな…最後のこどもが80歳の時うそだろ…

いろいろパワフルな渋沢先生!

現在の日本を作った人物の欠かせない一人なのは間違いなし!

渋沢栄一先生は過去にも紙幣の肖像候補になっていたそうです。

ですが、偽造紙幣対策のため複雑な肖像となる「ヒゲのある男性」が求められている傾向というのがあったそうです。なので、ヒゲのない渋沢栄一先生は採用されなかったそうです。

お酒の場でちょっと知ってるコメントにはなりますねww使ってください。

渋沢栄一先生のことを知ることで、サラリーマンとして成長いたしましょう!

本日の内容がサラリーマンとして成長するのに貢献出来れば幸いです。

よければもっと渋沢栄一先生を知ってください。

※現代語訳を選んでね!昔の言葉バージョンは難解ですので!

この記事を書いた人

ハンドルネーム:セイチヨ
関西のR大学 経済学部 金融学科 卒
40代現役サラリーマン 営業職 
製薬メーカーオンコロジーMR
主に本の紹介をしながら金融・雑学などを紹介していきます。

掃除好きな嫁とこどもふたり
家:賃貸(オール電化で電気代大変)

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